AI活用による創作活動について(2)舞台の設定

創作

(1)より続く。

今回は、実際のClaudeとの対話の様子を紹介したいと思う。
「AI活用について興味はあるけど使ったことない」、「どんな感じで対話をするのか気になる」という方がいたら参考にして頂ければ幸いである。

はじめに、時代小説を書きたいと要望を伝えてみたところこんな返事が返ってきた。

それについて、捕り物をストーリの中心に据えていくことを提示してみた。

どうやら捕り物というと江戸時代らしい。ただ日本史に疎く時代背景がよくわからなかったのその疑問をぶつけてみる。

前期と後期の違いを具体的に聞いてみたところ、経済状況、治安、文化などを比較して教えてくれた。
※AIはかなりの確率で嘘をつくので、WEB記事と文献も並行で参照している。

参考にした書籍はこちら。

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個人的文献調査の鉄則
浅い本3冊をさっと読み広く捉えたあと、その中の主要な点について掘り下げた本をじっくり読んでいく。
上記3冊は浅い本であり、今回テーマに選んだ「水戸藩士」「桜田門外の変」については、ネットの文献を参考にしている。

本題に戻る。上記の過程で、江戸時代後期とすることに決定した。
今回の作品で町娘を主軸とすることは決まっていたものの、捕り物帳としてストーリーの主軸としてなりうるかを再検討。

ついでに町娘の口調などよくわからなかったので補完。なお、同時期にお手本となる時代小説を読み、参考としている。口調の方は結果的に融通が利くことが判明。

さらに主要登場人物の若い同心について妥当性を検討。
かなり無理があることを示唆されたものの、時間もなかったため強行スタートすることに決定。

また執筆にあたり、具体的な年号、季節を把握したかったので表を作るように指示してみた。
以下のように、意外としっかり作ってくれる。

このような経緯で、今作で舞台とする時代は江戸後期であり、桜田門外の変を主軸とすることに決まった。

ここまで意外と長くなったので以降(3)に続く。

上杉

創作活動が趣味の会社員です。こちらではイラストや小説執筆、読書などをメインとし、時に仕事の内容も備忘録として載せます。作品各種はアルファポリス様をメインに掲載中です。友人の飲食店のオンラインマーケティングにも携わっています。

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