■ 目的 ■
小説執筆の参考にしたかった
■ 概要 ■
脚本の執筆と小説の執筆はプロセスに明確な違いがある。
本書は小説執筆にはあまり参考にならなかったが、脚本家陣は豪華なのでアニメ好きにはおすすめ。
・以下、詳細・
仕事で、ライターが作家として小説を出すまでの過程を耳にした。その方は本業として書く仕事に携わっていたものの、小説は書いた経験がなく、取り組む前にさまざまな書籍を読み参考としたらしい。
今回この本「アニメーションの脚本術 プロから学ぶ、シナリオ制作の手法」を手にした理由にはそういう背景がある。
自身も昔は理論書を読み物語の執筆に力を入れていたものの、今ではそれはすっかり変化している。現在はお手本となる小説を数冊読み込み、ただひたすらに書くことにしている。
久しぶりに理論書も読んでみるか、そんな思いでもっとも身近に見えたこの本を手に取った(私は根っからのアニオタである)。
書籍の内容は、2割がアニメ脚本ができるまでの流れであり、残り8割は数人のアニメ脚本家の対談である。
結論、自身の小説執筆にはあまり力にならなかった。
なぜなら、脚本と小説は大きく異なっているらしい。
小説は一人で書く。しかし脚本は、皆で作るアニメの一部にすぎず、画や音声、プロデューサーとの兼ね合いもある。アニメは皆で作り上げる開かれたものであり、対して小説は閉ざされている。
だからこの本を読みながら、別の書籍「天才たちの日課」を思い出していた。そこに書いていたのは作家陣の日常である。 習慣に違いはあれど、皆ひとり机に向かい淡々と書き続ける。
小説と脚本の違いだけでも、理解できてよかったと思う。
またアニメ好きにもおすすめ。
インタビューに応じるのは豪華作家陣であるので、制作スタッフを確認してみるアニメを決める私のようなアニオタにぴったり。
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